腹痛

急に起こる腹痛、これもよくみられる症状です。内臓機能に異常が起こったり、心因的な理由により起こる痛みもあるなど、要因はさまざまです。腹痛から、別の症状が表れるこ

ともあるので注意が必要です。

急性腹痛とは、発症の際は数分程度ですが、それが数日継続することもある腹痛のことをいいます。また、慢性腹痛とは、6か月以上は継続する腹痛で、なかなか診断が得られないものをさします。

腹痛が起きた際には、発症の仕方、状態、経過などから、ある程度の原因を推定し、どこがどのように痛むかによって、解剖学的に、また、臓器別に原因となっている疾患を特定していきます。

まずは、視診で痛みのある個所が赤くなっていないか、発疹が出ていないか、傷はないかなど皮膚の変化や、局部的な盛り上がりやふくらみ、くぼみの有無などを確認します。

その後、触診で、痛む箇所を確認していきます。痛みから離れた部位から触診していき、お腹のハリや緊張の具合や、腫癌の有無、圧迫したときにどこに強く痛みを感じるか(圧痛点)、腹部を手のひらで徐々に圧迫し急に手を離したときの痛み(反跳痛)の有無、それらの痛みの程度などを調べるのです。

それに加え、打診も行われます。体の表面を指でたたき、その音で内臓の様子を調べます。

鼓音はガス貯留、濁音は腹水貯留か!臓器腫大、堕癌が存在する可能性があります。

そして、聴診で腸雑音や、血管音を確認していきます。例えば、腸雑音が全く聞こえない場合は、麻痺性レイウスの可能性があります。

このように様々な症状を複合的にみていきながら判断していくのですが、急性腹痛は、緊急を要することもある疾患の場合もあるため、内科での初診は大切です。