日本での塗料の発展は

洋式ペイントが日本でしようされるようになったのは、ペリーが来日したときに洋館が建設された時。その洋館に洋式ペイントが使用されたそうです。当時、日本で塗りといえば漆に柿渋といったものでした。ペリー来航以後、1860年頃になると、英国からペイントを輸入するようになり、船や汽車、鉄橋、建築と新しい需要に対応するようになりました。

明治に入ると、茂木重次郎という人が、亜鉛筆とともに、日本で最初のペイント製造を開始しました。日本の最初の塗装会社です。1884年には堀田瑞松が考案した「錆止塗料及び其塗法」が特許第1号として認定されました。

第一次世界大戦後にはアメリカで硝化綿ラッカーが作られ、速乾性の光沢塗料として自動車塗装に用いられるようになりました。日本でも輸入が始まり使用されるようになりました。

昭和初期になると、合成樹脂塗料の先駆けとなるフェノール樹脂、フタル酸樹脂が開発されました。

意外なことに第二次世界対戦で塗料の進展はありませんでした。飛行機用、船底塗料の研究が中心だったためです。

戦後、塗料会社が設立され、さまざまな合成樹脂塗料が開発されていきます。そうして本格的な合成樹脂塗料の時代になっていきました。

高度成長時代は、その波に乗って塗料の生産量も大幅に増加します。また各分野の要請にも応えるようになり、塗料の品質は高くなっていきました。

その後、二度のオイルショックを経て、90年代、バブル崩壊と、塗料の業界も非常に厳しい状況に追い込まれました。しかし、中国や東南アジアなど近年、著しい発展を遂げている国への海外展開で、塗料業界はさまざまな変化を遂げながら成長をしています。

日本国内での塗料産業は成熟産業といえます。しかし、世界的にみていけば、大いに伸びる可能性のある成長産業なのです。

 

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