こわい頭痛

脳の疾患により頭痛が発症していることもあり、このような頭痛は、二次性頭痛にカテゴライズされています。時に死に至ることのあるこわい頭痛です。代表的なものをいくつか紹介します。

くも膜下出血は、脳動脈瘤という血管でコブが破裂し、脳を覆うくも膜と軟膜の間に血液があふれ、典型的な症状としては「今まで経験したことがない」くらいの突然の激しい痛みに襲われます。ただし、頭痛の症状が目立たないケースもあり、頭痛の感じ方や表れ方はさまざまです。気が遠くなる感じやめまいなどの異変があり、嘔吐や、発作などを伴います。

脳出血は、脳の動脈が破れ脳内で出血します。その際の血液のかたまりが脳を内側から圧迫し、頭痛がおきるのです。

この場合、頭痛は徐々にひどくなっていき、嘔吐を伴います。同時に、意識が薄くなり、手足のしびれや感覚麻痺を起こすこともあります。

出血が少ない場合は、首の付け根からうなじのあたりに痛みを感じたり、肩こりを感じることもあるようです。

髄膜炎は、最初に風邪に似た症状が出るため、注意が必要です。

ウイルス感染による炎症で、発症してから12時間以内に発熱、頭痛、吐き気を伴います。

後頭部が強く痛んで首すじが硬直し、頭を振ると痛みが強く出ます。

髄膜炎菌は、放っておくと体中に回り、他の細菌と比べて100~1000倍の毒素を出すため、症状の進行が早いので注意が必要です。

脳腫瘍は、頭蓋骨の中に腫瘍がある場合の病名です。

腫瘍があると、頭全体もしくは一部に圧迫感や頭重感があり、鈍い痛みを感じます。起床時に最も強く痛みを感じます。吐き気や嘔吐が続いたり、腫瘍が神経を圧迫しているときは、視力低下などの症状もみられます。